不器用なわたしが講師をしている理由？

ryuogurikazue
2018年1月8日
読了時間: 4分

【朗読ワークショップ】今年も朗読ワークショップを開催させていただくことになりました。講師をさせてもらっている、このわたしは、決して俳優として能力が高いわけではなく、とても緊張しいで、とても不器用な人間です。少し話は遠回りしますが、わたし、小さい頃からバレエを習っていまして、やっぱり、バレエもそんなに上手いわけではなかった。そんなわたしに先生は、あなたは、どうしてできないかを分析して、どうしたらできるようになるかその方法を考えてくるところがいいね、と言われたことがあります。いつしか表現の場は、バレエから演劇へと移り、やっぱり、不器用さは変わらずでしたが、出来ないことに落ち込まず、どうやったらできるかを探して探して、失敗を繰り返しながら、自分なりの正解をつかみとる。そうやって３０年近くお芝居というものに携わってきました。そんなわたしがいま、「講師」という役目をさせてもらっているのは、実は、わたしが不器用なひとだったからなのかなと思うのです。なぜなら、わたしと同じようなところでつまずいているひとに、それを乗り越えるためのヒントを渡せるから。そんなわけで、わたしはみなさんの「お手本」にはなれないけれど、それぞれが朗読することについて向き合い、考えてゆける場を、真摯に創造していく所存です。体験しにきてね。

●大阪ガス presents「イストワール histoire」 ● ●●●● 朗読ワークショップ 2の詳細 ●●●●● 朗読を学ぶことは、対話を学ぶことだともいえます。丁寧に言葉を発し、言葉を受け取ってみる。そこから自分と他者を結ぶ、新たなる繋がりがみえてくるかもしれません。日常生活に持ち帰るヒントもお伝えしていきます。ストレッチや発声や演劇テクニックを使った遊びなどで心身を整え、朗読について学びます。はじめての方も丁寧にご指導いたします。【朗読題材】ワークショップで使用するのは、奈良に実在する人物を描いた２作品。「みつめればそこに」戦後40年以上にわたって奈良を撮り続けた写真家入江泰吉氏の後半生を描いた作品。「ちひさきもののうた」かつて奈良・登大路にあった宿「日吉館」の名物女将、田村きよの氏を描いた作品。【日　程】　 2018年　 3月18日(日)／4月15日（日）／5月13日(日)／6月17日(日)／ 7月15日(日)／8月19日(日)／9月16日(日)／10月21日(日)／ 11月18日(日) ＊単発の参加も可能です。【時　間】10:00～12:00 （基本2時間。15分ほど伸びる可能性あり）【講師：小栗一紅プロフィール】　劇作家・俳優・整体師（らくなからだ琉代表）朗読劇「みつめればそこに」「ちひさきもののうた」の作・演出家。俳優養成所で講師を務め俳優の育成に携わる。第13回OMS戯曲賞佳作受賞。【会　場】奈良県立図書情報館　奈良市大安寺西1丁目1000　Tel 0742-34-2111 【参加料】各 1,500円（１回のみの参加でもＯＫ）　　　　　９回分前納の場合は12,000円（1,500円お得）【内　容】簡単なストレッチ・発声・朗読（初めてでも大丈夫）【持ち物】動きやすい服装・飲み物・筆記用具【定　員】20名（要予約・先着順）【お申込み】　メール：ogurikazue☆yahoo.co.jp　(☆→＠　小栗) 件名を「朗読WS」とし、メール本文に以下情報をご記入ください。 ○お名前　○年齢　○ご希望の日　【お問合せ】　大阪ガス（株）エネルギー・文化研究所都市魅力研究室　　　　　　　Tel　06-6205-2366（平日9時～17時）主　催　　大阪ガス株式会社共　催　　奈良県立図書情報館＊公演に出演した俳優さんも参加予定【イストワール histoireとは？】大阪ガスが提供する、関西に実在した人物を紹介するドラマシリーズ。 MBSラジオの番組で放送するとともに、人物ゆかりの地で朗読公演やワークショップなどを行います＊作品は「ポッドキャスト1179」で公開しています。　 http://www.mbs1179.com/podcast/ 【交通アクセス】近鉄新大宮駅より徒歩20分