カラダとココロ
- ryuogurikazue
- 2017年5月6日
- 読了時間: 2分
先日、他府県へ引っ越されたお客さまが 久しぶりにお越しになった。
新しい土地での暮らしぶりをうかがいながら カラダを整える。
窓のむこうには、満開のツツジ。
時々スズメがやってきて、花見をして去ってゆく。
新生活を語る口ぶりは楽しげで、 その内容も、微笑ましく、まぶしくて。
施術が終わって、 ベットに腰掛けたお客さまの背中をトントンと叩いて仕上げをする。
そうしながらこんなことをお伝えした。
それは、私も自分の口から言葉が出る寸前まで、 予想もしていなかった。

「そんなに気を張らなくても、あなたがあなたでいられたらきっと大丈夫。
今みたいにリラックスしていると、
自分を頑張らせずとも、色んなことが向こうからやってくる感じがしませんか?」
お客さまは「そうですね」と一言。
しばし、沈黙の涙。
整体は、言葉も使うけれど、 言葉じゃないところでのやりとりの方が大きい。
私の頭で聞いた話は、楽しげだったけれど、 私のカラダを通して感じたのことは、 ちょっと無理をしているな、だったのだ。
お客さまも同時にそれに気づかれたのだと思う。
整体をしているとこういうことが時々おこる。
自分を空ける。 空けてお客さんのカラダとともにいる。
これからも。
(お客さまの了解を得て掲載しています)
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