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仙台の旅6「Dao Taoへ」

  • ryuogurikazue
  • 2017年4月23日
  • 読了時間: 3分

2017年3月30日(木)

仙台へ着いたその足で、キョンちゃんとともに 岩沼のオーガニックカフェ Dao Taoへ。

菅野さんという方がオーナーをされている。

菅野さんの出すお料理はどれも本当に美味しい。

研ぎ澄まされた感覚の持ち主で、 ドンピシャに求めるものを作って出してくれる。

しかし菅野さんは、ほとんど真面目な話をしない。 会話の8割がダジャレである。

4年前に来た時も、ほとんど真面目な話はしなかったのだけど、

器の修繕の勉強をする、と言っておられたのが印象に残っていた。

Dao Taoさんは、作家物の器も販売されている。

お店で提供するお料理の器もひとつひとつこだわりが感じられる。

3.11の時、その大切な器がほとんど割れてしまったらしい。

震災の日以降、お店の器は割れないよう

すべて仕舞ってから帰るようになったということをおっしゃって、

その言葉は飄々としてさりげない感じだったけど、大切なモノを失ったという辛さが伝わってきた。

その経験をへたから「器の修繕」に取り組むことをはじめたということなのだと思った。 そして私はそこに「新たな再生」の方法をみつけたような気がした。

(真面目に?話をしていないので、これは私の勝手な決めつけかもしれない。)

そういう経緯もあって、またDao Taoへ行きたい、菅野さんに会って話をしたいなあと思っていた。

Dao Taoに再訪したこの日は、菅野さん率いるバンドの練習日だった。

お店はすでに閉店。お客さんは私とキョンちゃんだけ。 (私が大阪からやってくるので、特別にお邪魔させてもらうことになったようだ。)

キョンちゃんと積もる話をしている間に、3人のおじさま方が、

ゆるゆると準備をし、歌い演奏しはじめる。

奏でる昭和の懐メロはまろやかな耳心地。

まるでプライベートコンサートのような贅沢な状態。

そのうち、フルート奏者でもあるキョンちゃんが歌で参加し、そのあとは、ギターも弾きはじめる。 (すごいな、音楽やる人ってなんでも出来るんや!と感動)

合間に出してくださる肴がどれも美味しくて感動。 しかし菅野さんに「美味しい!!」と伝えても、やっぱりダジャレで返されてしまう。

よし!私は大阪の子ぉやから、おもろい返しをせなと、頑張るけど、

ダジャレ攻撃には勝てませんでした。とほほ。

わいわいと歌ったり食べたりしている時に、菅野さんにこにこと 「こういうことなんだよね。こういうことが大事で、やっていきたいことなんだーと」おっしゃっていた。

菅野さんの言ったことを、私はやっぱりちゃんと理解していないかもしれない。

けど、水木しげるさんの「幸福の七カ条」を思い出した。 私もこれを支えに生きている。

つぎにDao Tao行ったら、今度こそまじめな話できるかな?

Dao Taoのホームページ http://y-daotao.com/index.html

*** 水木しげるさんの幸福の七カ条 第一条 成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。

第二条 しないではいられないことをし続けなさい。

第三条 他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。

第四条 好きの力を信じる。

第五条 才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。

第六条 怠け者になりなさい。

第七条 目に見えない世界を信じる。

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