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くりかえす不快感や不幸感をやわらげる方法

  • ryuogurikazue
  • 2017年2月7日
  • 読了時間: 3分

例えば、駅へとむかう道すがら、 失敗したことや、腹の立ったことを思い返して、 ため息ついたり、カーッと頭に血をのぼらせたり。 そんな経験ありませんか?

もうずいぶん前のことなのに、 さっき起こったことのように揺れる心。

過去には引き返せず、もうやりなおせないのに、 なんどもなんどもかさぶたを剥がすように、 思い出しては、自分を痛めつけてしまう。

どうしてそんなことをしてしまうのか・・・?

それは「脳の癖」なのだそうです。

過去のことだけではなく未来についても同様で、 先のことを心配をしたり、不安になることも、脳の嗜好のせい。

脳は暇になると、辛かったり、苦しいこと、

不安になることを考えたがるという仕組み。

くりかえし襲ってくる不快感や不幸感をやわらげる方法のひとつとして

「マインドフルネス」があります。

この言葉、最近よく目にしませんか?

なんだか怪しい?と思った方もいるかもしれません。

開発したのはマサチューセッツ大学医学院の教授で、 禅から宗教色を分離した科学的なメソッドがベースになっているそうです。

「今していることに注意をむける」というメンタルトレーニングとして、

ビジネス分野でも広がっており、Googleの社員研修でも取り入れられているのだとか。

なんだか難しそう、と思われるかもしれませんが、 私の持っているマインドフルネスの著者はこう書いています。

生活の中のどこか小さな部分に働きかけるだけでいい、と。

「たとえば、電話がかかってきたときに、すぐに受話器に飛びつかずに、

まずはゆっくり深呼吸して、それから電話にでます。

これを習慣にするまで続けてみましょう。 それが習慣になったら、たとえば、食べるときに意識をして味わいながら食べるようにします。」

この本に出会って、食事を口に入れた最初の一口だけは、

目を閉じて味わって食べるようにしました。

口の中に味がひろがり、歯触り、舌触り、唾液が出てきて、

混ぜ合わさって、ごくりとのどを通って、胃におちていく。 それだけのことですが「食べた」という充足感があります。

「身の周りの音に耳を澄ます」 「優しい手で触れる」 なんてお題もあって、これも実践しています。 (忘れたり、思い出したり、ムラはありますが。)

今まで自分がどれだけ、自分で自分を追い詰めてきたのかというこも、

だんだんとわかってきました。

忙しくてやること山盛りの時にも、映画のマトリックスで

飛んでくる弾がゆっくりに見えるシーンのような、

不思議なゆとりの中にいることもある。

(そうならない時も、もちろんあるけど)。

ぎゅうぎゅうの狭いゲージで飼われていた鶏が、 実は広々とした野にいたって気づくような、

そんな開放感のある時間が、日々の中で少しづつ増えてきました。

マインドフルネスについて

この本から引用させていただきました。 「今、ここ」に意識を集中する練習 心を強くやわらかくする「マインドフルネス入門」 ジャン・チョーズ・ベイズ著

【ご予約状況】 明日8日(水):15時半〜17時半まで空いています。 11日(土):13時〜16時・20時以降 空いてます。


 
 
 

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