わたし自身が、本当に、心底疲れたり、辛い時、何をするか
- ryuogurikazue
- 2017年1月27日
- 読了時間: 4分
こんにちは。
らくなからだ琉の整体師、小栗です。
整体師として自分の場を持つようになって1年半が過ぎました。
自分が整体をしながら感じていることをこのブログで書いてみたいと思いつつ、
あっという間に時が過ぎてしまいました。
整体の施術(セッション)中に起こることや、お客様と会話や施術は小説になりそうなくらい、
深くて濃くて、興味深いです。
ですが、それをそのまま書くわけにはいきません。
非言語の世界で起こることを文章にすることの難しさもあります。
信念や信条みたいなものが、ないわけではないけれど、まだまだうまく言葉になりません。
でも難しいながらも書いてみることで、何かが明確になっていくのではないかと。
そしてある方にいただいた言葉も後押しになり、ようやく第一歩を踏み出します。

さて、今日は「わたしにふれる・わたしをほぐす」というセルフケアの講座のことを書きます。
ドーンセンターの依頼をいただいて行っているこの講座は、今年で6年目を迎えます。
毎年少しづつテーマを変え、例えばツボについてお伝えしたり、ストレッチや体操を中心に行ったりと、
いろいろな角度から自分自身をほぐしたり、不調箇所の改善法をお伝えしてきました。
そして今回のテーマは「ゆっくり、じっくり、手当ケア」とし、
手が本来もっている、ケアする力をお伝えし、感じていただける内容にしようと準備を進めてきました。
今日は、このテーマにした理由というのを掘り下げてみたいと思います。
理由はいくつかあるのですが、
今回の講座のテーマを何にしようかと考えていく過程で、
わたし自身が、本当に、心底疲れたり、辛い時、何をしたのかを振りかえってみました。
正直に言います・・・何もしたくないんですね。

野生動物が自身の傷を舐めて治すように布団にくるまって、
自分の手を、痛いところや疲れているところにあてて、
「無理させてごめんね」「ありがとう」「大丈夫だよ」と、心の中で語りかける。
言葉もでなくて、語りかけられない時もありました。
じいっとただただ手をあてていると、
涙がでてきたり、ふっと呼吸が深くなったり、
あくびがでたり、眠ってしまったりと、少しづつ状態が変化してゆく。
もう2度と元気なれないんじゃないかって絶望していても、
じっと手当を続けていると少しづつ浮上して、できることが増えていき、お腹もすいて、
やがて楽しいと思える時間が訪れる。
月並みな言い方ですが「明けない夜はない」んだなあと振り返って思います。
わたしのところに整体にくるお客さまの中には、
本当にお辛い状況の中にある方がいます。
例えば、
親御さんやパートナーの介護をしている方、
大きな病気を乗り越えられたあとの方、
大切な人を看取った方、
愛犬や愛猫を亡くして立ち直れないという方、などなど。
体力も気力も弱っている状態の時に、よくお店まで来てくださったなあと思う。
わたしに何ができるのだろう?(何もできないよ)と無力感でいっぱいになりそうになる。
でもその時にまずは、シンプルに、手のぬくもりを伝えよう、そこから施術をはじめるのです。
それは、わたしが、わたしに触れ、少しづつ回復した過程を知っていて、
それを信じらているからなのだと思うのです。
今年は、原点にかえってというか、そういうシンプルだけど、私が本当に信じていることを、
一緒に体験してもらえたら、と思ったわけです。
自分が自分自身にちゃんと触れる、丁寧に触れる、大切にする。
そこでみなさんが何を感じ、何が起こっていくのか・・・?
一緒に体験できたらと思います。
よかったらお申込みくださいね。
***〈わたしにふれる・わたしをほぐす〉告知*** ゆっくり、じっくり、手当ケア
1月から3月まで、4回シーリズで行います。
・1回目:1月27日(金)
手(手のひらから肘まで)に触れる
・2回目:2月17日(金)
足(つま先から膝まで)に触れる
・3回目:3月10日(金)
首・肩に触れる
・4回目:3月24日(金)
頭・顔に触れる
時間:19時から
料金:各回1800円 4回チケット:6000円
・1回だけのご参加でも大丈夫です。
・チケットはジョギング講座やヨガの講座でもお使いいただけます。
【お申し込みお問い合わせ】 ドーンセンター TEL:(06)6910-8500 / FAX:(06)6910-8775 メール:service@dawncenter.jp
チラシのPDF(詳細) http://www.dawncenter.jp/thema/info15.pdf
*森良太さんのジョギング講座も参加者募集中です。
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